タイの焼酎、ラオカオ
更新日:2018年11月16日

ボクはタイの焼酎「ラオカオ」をよくコンビニなんかで買う。 この間、バンコク郊外の夜の国道2号線沿いの土産屋でラオカオの壺を発見した。うまそうなラオカオに見えたが、なんとこの中には酒は入っておらず、原料のタイ米に麹菌を種付けて発酵させたブツが仕込まれてるようなのだ。沖縄ではこの販売スタイルは無理だろうナ、自慢できっかナ、泡盛を超えたナ。写真にある小瓶のほうは、ツマミのにんにく。
震える右手で壺のふたを取り去る。緑色の香草なども散りばめられている。店主のおばちゃんは「これに水を入れて20分待てばラオカオができまっせカー」。しかも、「飲み干しちゃったらまた水を入れて5回はいけるでー、カー」などと恐ろしいことを口にしたのであった。
たったの220バーツ。コンビニでラオカオを買うと大瓶で160バーツだから、これを5回楽しめば、エート、エトエトと計算そっちのけで開封してみた。

少し余裕をもたせてもたったの30分で密造酒の出来上がり。 してそのお味は――。 「……、あ、あぁ、甘い。甘すぎるぅ~」と叫ぶほど甘ったるいのでありました。泣

「この竹製のストローで呑むとええでー、カー」と言われていたのだが、工夫はしてあるものの原材料も吸い込むのでぺっぺっと吐き出しながら飲むスタイル。
タイ人の知人に聞くとここにラオカオを入れれば甘さも取れて美味しくなると言われた。すでに酔っぱらっているボクは、「おおそうか!ガッテン」と膝を叩いたが、220バーツの壺にコンビニの160バーツのラオカオをぶち込むみ、5回楽しむと、エート、エトエトとさらに考え込むことになる。